500円払えば葬儀費用が安くなる保険!ってどんな保険!?
最近、気になるネット広告がありまして、「500円払えば葬儀費用が安くなります!」という、葬儀費用の保険の広告です。
え!?どういうこと!?と思ったので、ちょっと調べてみようと思います。
1.500円支払うだけで、葬儀費用が最大66,000円割引!?
「小さなお葬式 早割」という保険商品のことなんですが、サービス開始してまだ1年ほどしか経っていない、まだ新しい保険商品みたいです。
これは、葬儀費用の掛け捨て保険なので、申込時に500円を支払うだけで、月額料金は不要なんだそうです。
コンビニ、銀行振込またはカードのいずれかの方法で500円を入金するだけで、簡単に申込みが完了します。
500円を入金後、30日後から割引が開始されて、1年後にまた割引、2年後にまた割引、と、3段階で葬儀費用が割引されます。
「小さな家族葬」「100名までのお葬式」の早割事前申込みだと、2年後には葬儀費用が最大66,000円割引になるそうです。
申し込みが早ければ早いほど、葬儀費用が安くなるのですね。
ただし、「小さなお葬式 早割」の有効期限は、入金から3年と30日ですので、2年を過ぎた継続申込み期間中に再申し込みをして、500円を支払わないといけません。再申し込みをしたら、最大割引のまま3年間保険期間が延長になります。
また、この早割は、「小さなお葬式」の指定された葬儀場を利用することになります。全国に3,000会場あるそうです。
2.早割申込みの約70%は「両親のために」
この早割、申込みをした本人、家族、親戚、三親等までの方のお葬式で使用することができるのです(申込み1件につき、1人の葬儀まで有効)。
つまり、高齢の両親の葬儀費用のために申込みをすることもできます。
じつはこの保険、約70%が「両親のため」に申込みをしているのだそうです。
「自分のため」に申込みをしたのは10%、「夫・妻のため」に申込みをしたのは、たった6%なんです。
それは何故なのか。実は最近の「お葬式事情」に深く関わっているのです。。。
3.最近では、葬儀にあまり費用をかけたくない人が増えている!
人生の最後のセレモニーである葬儀。しかし、葬儀をするのにも実は多額の費用がかかるのです。
宗派によってさまざまなスタイルがありますが、遺体搬送から通夜・告別式、火葬まで執り行われると、その費用は平均122万円、僧侶へのお布施や参列者への食事や返礼品まで加えると、総額は平均220万円になるそうです。
すごい金額ですね。人はいつ亡くなるか分からないので、突然亡くなって葬儀を執り行われることになったら、突然200万円のお金が必要になるのです。
しかし最近では、格安で葬儀を行う業者が登場したり、通夜・告別式を行わず、火葬のみの「直葬」を行う家庭が増えているそうです。
高齢化社会になっているのも無関係ではないのですが、高い葬儀費用を払えない、ほか、地域とのコミュ二ティが薄れたり、「自分が亡くなったら参列者が少ないため、家族葬などの小さい規模の葬儀でいい」と思っている人が増えているのが理由です。
高齢化だけではなく、「葬儀に対する価値観の変化」が、ここ数年で大きくなっているのではないかと思われます。
増える「家族葬」「1日葬」「直葬」 高齢化・価値観の変化が背景に(1/4ページ) – 産経ニュース
いかがでしたか?
「葬儀費用が安くなる保険」の商品の登場は、このような葬儀に対する価値観の変化が背景にあったのですね。
最近の保険のCMでも「お葬式費用を補償します!」と言っている保険商品が増えているので、今後も葬儀費用を補償してくれる保険が増えそうな気がします。
- - 関連記事 -
- 損保会社の名前には何故「海上」が付いているの?
- 自転車の保険任意を知ろう!保険料はどの位?
- マラソン大会でのケガや病気を補償するマラソン保険とは
- PL保険とは?生産物賠償責任保険/製造業の企業向け保険
- イベント中止を補償する興行中止保険ってどんな保険?
- 不妊治療の保険を2016年春にも解禁へ!(追記しました!)
- 人気ペット保険の評判、保険の概要はどうなっているの?
- ペット保険の契約数が増加!犬猫にも高度医療の時代!?
- マイナンバーは大事な個人情報、漏えいすると厳しい罰則が!
- マイナンバー漏洩被害を補償する保険が登場!