マラソン大会でのケガや病気を補償するマラソン保険とは

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先日、東京マラソンが開催されました。今年も大いに盛り上がりましたね!
冬から春にかけて様々な場所で、マラソン大会が開催されていますが、企業向け保険に「マラソン保険」があるのをご存知でしたか?
マラソン大会で大会参加中にケガや特定疾病になった時に、保険金を支払う保険なのだそうです。

1.マラソン保険の概要について

マラソン保険とは、マラソン大会の主催者が加入する企業向けの保険です。
マラソン保険|スポーツイベントのための保険|保険のことならエース損害保険株式会社

マラソン大会の参加者や大会役員が、大会参加中に負ったケガや特定疾病に対して、マラソン大会の主催者が補償規定に基づき費用を負担した場合に、保険金を支払います。
加入の際の条件として、非補償者となる方が20名以上、開催日数が2日以上の場合は、1日平均20名以上が必要です。

マラソン保険に加入出来るのは(被保険者)は、マラソン大会の主催者で参加者や大会役員に対する補償規定を有する人、
マラソン保険の補償の対象になるのは(被補償者)は、マラソン大会の参加者および大会役員でマラソン大会主催者が定める補償規定の対象となる人、となっています。

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2.どんなことを補償してくれるの?

マラソン大会は、転倒などのケガや、心筋梗塞や急性心不全等の急性心疾患、クモ膜下出血等の急性脳疾患、熱中症や低体温症、脱水症といった特定疾病も補償します。

例えば、
「マラソン大会に参加中、転倒して足を負傷し通院」
「マラソン大会に参加中、熱中症にかかり入院した」
「マラソン参加中に心臓が痛くなり緊急入院し、急性心筋梗塞と診断された」
上記のことが起こった場合、被保険者であるマラソン大会主催者がマラソン大会参加者(被補償者)に対して補償規定に基づき補償を行った場合、保険会社より保険金を大会主催者(被保険者)に支払う、という仕組みになっています。

保険料は契約条件や開催状況によって金額が異なり、大会主催者の補償規定に合わせて補償プランを設計します。

災害死亡補償保険金200万円、後遺障害補償保険金最高200万円、入院日額(180日限度)3,000円、通院日額(90日限度)1,500円の場合(大会日数1日、保険料払込方法が一時払い)、
保険料は被補償者数200名だと22,620円(1名あたり約113円)、被補償者数1,000名だと96,960円(1名あたり約97円)となります。

3.マラソンは楽しいけど、危険もいっぱい!

全国各地でマラソン大会が開催され、マラソン愛好家の方も増加していると思われますが、実はマラソンは危険もいっぱい潜んでいるのです。

マラソンランナーに多い怪我・病気は・・・
◎足の筋肉痛・関節痛
◎靴ずれ・転倒・まめなどの擦り傷(皮膚の怪我)
◎低体温・熱中症
◎脱水症状
◎心肺停止

そのうち、熱中症・低体温・脱水症状・心肺停止は命に危険があります。
1992年~2011年8月までの間に開催された国内のマラソン大会で、127名のランナーの心臓が止まってしまうという事故が起こっていたそうです。
マラソン中の突然死

東京マラソンの参加案内の資料にも
「体調が悪い場合は、決して無理をせずに出走を辞退してください。レース中でも体調に異常を感じたら、無理せずに、勇気をもって棄権するよう心掛けてください。」
と記載されています。
guidebook20160108.pdf

ちなみに、今年(2016年)の東京マラソンの場合は、
「競技中の事故については応急処置のみ行い、それ以上の責任は負いません。なお、大会参加中の死亡・傷害事故について、見舞金が支給される場合がありますので、大会終了後、東京マラソン財団までご連絡下さい。」
とのことです。

悲しい結果にならないように、身体に異常を感じたら、勇気を持ってすぐに棄権するようにして下さいね。

いかがでしたか?マラソンの保険があるのは初めて知りました。

ランナーの皆さん、日々のトレーニングは無理をしないように、そしてしっかりと体調管理をして、無事に完走出来ますように。
また、マラソン大会の運営の皆さんも、準備や当日の大会の運営など大変かと思いますが、マラソン大会が無事に終えることをお祈りしています。

私も身体を絞るためにマラソンを始めようかしら。。。

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