「損保ジャパン日本興亜ホールディングス」が「SOMPOホールディングス」に社名変更!
今回は「損保会社の会社名」について書いていこうと思います。
実は、損保会社って会社名の長い会社がいくつかありますよね。
一体なぜこんなに会社名が長くなったのでしょうか?
調べるといろいろ面白くなりましたよ!
1.長すぎる社名で有名だった「損保ジャパン日本興亜ホールディングス」がついに社名変更!
損保ジャパン日本興亜ホールディングスは、2016年10月1日付けで、「SOMPOホールディングス」に変更すると発表されました。
長すぎる社名は「SOMPOホールディングス」で決着 経営統合から1年半かかる – 産経ニュース
実はこの会社、2014年9月に「損保ジャパン」と「日本興亜損保保険」が経営統合されました。
経営統合して現在の会社名になった時は、「長すぎる社名」として話題となったそうです。
「損保ジャパン日本興亜」って、「ジャパン」と「日本」って同じ意味の言葉が2つ一緒に入っていますよね。
経営統合してすぐ、略称を「SOMPOホールディングス」にすると決めたそうですが・・・略称が正式な会社名になってしまったのですね。
しかし、競合他社からは「業界を代表するような社名だ」と反発もあったそうです。
ちなみに、損保ジャパン日本興亜の子会社については、社名変更はしないそうです。
2.「3メガ損保」は、会社名が長いところばかり!?
現在、日本の大手の損保会社は「3メガ損保」と呼ばれているそうです。
3メガ損保とは | 火災保険比較ランキング
その「3メガ損保」は、「MS&ADインシュアランスグループホールディングス」「東京海上ホールディングス」「損保ジャパン日本興亜ホールディングス」です。
3メガ損保以外にも、「三菱UFJフィナンシャルグループ」「三井住友トラスト・ホールディングス」「東海東京フィナンシャル・ホールディングス」と、みんな会社名が長いところばかりなんです。
では、何故こんなに長~い会社名になったのでしょうか?
現在ある損保会社の何社かは、いろんな会社と経営統合してここまで大きくなったのです。
では、何故こんなに経営統合した損保会社が多いのでしょうか?
次項で詳しく書いていこうと思います。
3.損保会社が経営統合をした理由は「コスト削減」「システム統合」「海外進出」
MS&ADインシュアランスグループホールディングスは、2010年4月に、「あいおい損保保険」「ニッセイ同和損保保険」「三井住友海上グループホールディングス」の3社の経営統合によって誕生しました。
MSとADって何の略でしょうか?
実は「MS」は「三井住友」、「AD」は「あいおい(ニッセイ)同和」から取ったものなのです。
では、どうして3社が経営統合されたのでしょうか?
7年前の記事ですが、興味深い内容が書かれていました。
なぜ3損保は合併・統合したのか?経営統合のメリットとは?|インターネットビジネスニュース|ソーシャルメディア(Twitter・Facebook・ネット通販・ブログ)
経営統合を発表したのは2009年、その前年にはあの「リーマンショック」がありました。
多分この影響も大きくあるのかと思いますが・・・
実は、3社統合することによって、システムコストや人件費の削減、海外展開できると期待されていたのです。
そしてもう1つ。
これは4年前の記事ですが、「損保ジャパン」「日本興亜損保」を合併すると発表された時の記事です。
経営統合から2年「損保ジャパン・日本興亜」合併の勝算 -NKSJホールディングス社長 判断意見:PRESIDENT Online – プレジデント
やはりここでも経営統合することによって「システム統合」「コスト削減」「海外進出」が期待できる、と書いています。
また、経営統合することによって、「損害保険」の枠を超えて、様々なサービスを提供できる、というメリットもあるとのことです。
様々な損害保険会社が合併したのは、このような期待とメリットがいくつかあったのが理由だったのですね。
いかがでしたか?
長~い会社名と、損保会社の経営統合の背景には、様々な期待とメリットがあったからなのですね。
これからは、保険会社の「会社名」にも注目してみてはいかがでしょうか?
何故この会社はこの名前なんだろう?
何処と何処が経営統合されたのだろう?
いろいろ調べてみると、意外な事実が知れて面白いですよ!