火災保険料が2015年10月から値上げ!火災保険はどう変わるの?

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前回、火災保険の基礎についての記事でも少し触れましたが、
火災保険が2015年10月から値上げになるそうです。

火災保険とは?補償範囲や選び方、値上げについて基礎を学ぼう!

今回は大幅な値上げになったそうで、火災保険がどう変わったのか書いていきます。

1.全国平均で2~4%、九州沖縄地方では3割引き上げ!

損保各社でつくる損害保険料率算出機構が2014年7月に、保険料の目安となる「参考純率」を、全国平均3.5%引き上げると決定し、これを受けて、各損保会社が2015年10月から火災保険の保険料を全国平均で2~4%引き上げされたそうです。

今回の値上げは、2007年4月以来の大幅改定です。

特に、風水害の多い九州・沖縄地方では、保険料が3割増になるそうです。
また、マンションの配管の老朽化による水漏れ被害も多いことから、マンションの火災保険の大幅値上げをした県もあるそうです。
しかし、風水害や雪の災害リスクが低いとされる東京都・福島県などでは、建物の構造によっては値下げされるケースもあります。

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2.火災保険の契約期間も最長10年に短縮!

また今回は、火災保険の契約期間の見直しも行ったそうです。
大手損保各社は、これまで最長36年の長期契約に応じてきましたが、今回の大幅改定によって、10年を超える火災保険の長期契約を廃止することになりました。

保険料は契約期間が長いほど1年当たりの保険料が割安になりますが、契約期間が長いと損害リスクが高まって、保険金の支払額も増えるため、長期契約が出来なくなったそうです。

今まで、新築一戸建てを購入した際、30年~35年の長期住宅ローンに合わせて、火災保険も最長36年の長期契約にしていた方も多かったと思いますが・・・
今後は最長10年分の割引しか受けられなくなります。

しかし、築10年未満の建物は最大10%割引や、築11ヶ月以内の建物はを数%~20%割り引くなど、各損保会社では保険料の軽減策も導入しているそうです。

火災保険料10月改定 災害リスクで差 : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

3.火災保険、なぜこんなに大幅に変えてしまったの?

火災保険は、火災だけではなく、台風や水害風害、大雪や落雷などの自然災害、さらには爆発や盗難、水漏れの被害も補償してくれます。

しかし、ここ数年、水害や風害、大雪の災害が増加しています。
台風による損害は、1989~2003年度の年度平均800億円から、2004~2012年度は年度平均1000億円に増えたのです。

下記の気象庁のホームページを見ても、台風や豪雨、暴風雪などの被害が年々増加しているのが分かります。

気象庁 | 災害をもたらした気象事例(平成元年~本年)

2012年の九州北部豪雨、
2014年の広島を襲った豪雨による土砂災害、
2015年には関東地方を襲った台風による豪雨災害、
また、2014年には関東甲信地方から北海道の広い範囲に渡って、猛烈な低気圧の影響で大雪と暴風雪による甚大な被害をもたらしました。

このように自然災害での甚大な被害が増加したため、保険金額が大きくなり、損保各社の火災保険収益を圧迫していたことが、今回の大幅改定につながったと思われます。

4.保険料をコストカットするにはどうすればいいの!?

じゃあ、保険料が上がったから、今後はどうすればいいのよ?保険料が高いって嫌なんですけど・・・と感じた方もいると思われますが。。。

最近の火災保険は、補償範囲を広げたり狭めたりと、自由に選択できる火災保険の商品も増えてきています。
マンションなど物件によっては、必要性の薄い補償もありますので、一度見直してみてはいかがでしょうか?

あと、共済の火災保障も検討してみるのもいいのかもしれません。
共済の火災保障は、月々の掛け金が火災保険よりも安く済むケースも少なくないそうです。

その他にも、火災保険の保険料コストカットできる方法があるそうなので、チェックしてみて下さいね。
○十万円節約!火災保険を安くできる5つの見直しポイント!

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